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やんぴーと広島国際アニメーションフェスティバル一緒に行こうツアー【開催後記】

こんにちは。広島のイラストレーター、やんぴーです。
この夏に参加者募集をしていた「広島アニフェス一緒に行こうツアー」が無事に終了しました。

イラストレーターやんぴーと行こう!広島国際アニメーションフェスティバルツアー2018

当日来られなくなった方を除き、両日合わせて8名の方にご参加いただきました。
もう1ヶ月も前のことで季節はすっかり秋だけど、2日間を振り返りつつ、初めてのイベント主催についての所感もまとめてみようと思います。

作品もちょこちょこ紹介していきますので「広島国際アニメーションフェスティバルに行きたかったけど行けなかった」という人も、もしかしたら映画祭に参加した気になれるかもしれません。

それではいってみよー!

一緒に行こうツアー1日目:2018/8/24(金)

チケットと一緒にオリジナルシールを配布★(ツアーっぽいかなと)

自分が必ず観たいと思っていたプログラムがあったので、ツアー1日目は大会二日目のこの日に。
平日でしたが、朝から2名の方が参加してくださいました。
ゆっくりと作品の感想を話したり互いの自己紹介もできたし、写真展示も観に行けてよかったです。

マイケル デュドク ドゥ ヴィット 作品上映・スピーチ

長編「レッドタートル ある島の物語」/短編「お坊さんと魚」「父と娘」

美しいアニメーション映画でした。
ストーリーの深読みもさせてくれるし、キャラクターの表情も書き込みが少ないけれど感情が伝わってくる絶妙なバランスだなぁと、一緒にまわった方とも話してました。
映画やライブで雨のザーザーとした音を聞くのが好きなんですが、レッドタートルでは波の音や鳥の鳴き声も堪能できて、心身ともに洗われたような感覚。

上映後の監督スピーチで、禅の考え方にとても影響を受けているということや
「あまりにも普通なことで今更話すことでもないかもしれないが」という前置きをしつつ「リズム」と「パターン」について話されていたのが心に残っています。
あと、「皆何かしらのクリエイティビティを持っているはず」という考え方にすごく共感。
哲学がそのまま作品に反映されているということが、スピーチを聞くことで理解が深まりました。
午後からは短編作品も連続で上映され、この両プログラムを楽しみにしていたので観られて幸せでした!

展示会場では「レッドタートル」の原画も展示してありました。

リホ ウント特集

エストニアのアニメーション制作スタジオ・ヌクフィルムの脚本・美術監督
「ヌク」というのはエストニア語で「人形」という意味だとか。
この特集プログラムでも人形短編アニメーションをいくつも堪能できましたが、「奇妙で暗喩」「皮肉と不条理」なエストニアアニメーションをもろに浴びた気がします。
くすっと来る作品でも、この先何か変わってしまうんじゃないか…世界がひっくり返ってしまうんないか…とハラハラして観ていました。
前大会コンペティションで入選していた作品も上映されていました。(衝撃的で思い出すとゾワゾワしてくる…)

クリヨウジ短編作品特集

私がこれまで観に行った大会でも毎回何かしら作品が上映されているクリヨウジ作品。
今回のガイドブック表紙のイラストレーションも担当されています。
制作は最後ですとお話されていましたが、90歳まで制作を続けられていることが本当にすごいことだと思います。

バッジをTwitterで見て可愛くて欲しいなと思っていたのですが会場でも販売されていた…!
そして特集上映の後にサインいただきました。過去の大会でも私もサイン欲しいなぁと眺めていたので今回いただけてとても嬉しいです。ありがとうございます。

一緒に行こうツアー2日目:2018/8/26(日)

広島国際アニメーションフェスティバル会場内

更にツアーっぽくするのに旗を作ってみました★

この日は親子での参加もあり、ワイワイと会場を回りました。
目印用に手作りの旗を用意してみたのですが、これが結構良かった!
知らない人と挨拶をするきっかけになったり、スタッフの方に「あなたがやんぴーさんでしたか」と知ってもらえたり。

プリート・パルン特集

今回の国際審査員もされているエストニアのアニメーション作家
イラストレーターとしての活動も多岐に渡るようで、是非そのイラストも見てみたいところです。

今回の広島国際アニメーションフェスティバルではエストニア特集だったので、人生で初(というか後にもこんなことあるんかしら)くらいにエストニア産のアニメを色々見ることができました。
なかなかにシュールなものもあるし、すべてを理解できないものも多かったのですが、そんな中「タイム・アウト」の主人公が猫のアニメーションがコミカルで可愛くって好きになりました。
うまく言えないけど不思議な間や、奇妙な繰り返しが全体を通して印象的でした。

プリートパルン監督のトークは、一緒に制作をしている奥様(だったかな?)と一緒にトークされていました。
エストニアのお国柄(離婚が多いこと、ソ連時代はアニメ制作にも制約があったこと etc..)の話など。エストニアアニメーションの作品内にはナチスやアメリカ、ロシア、ソ連時代の風刺がちょこちょこ出てくるので そのへん分かってたらブラックジョークももっと楽しめるんだろうなぁ。

スタニスラフ・ソコロフ長編作品「ホフマニアダ」/ロシア


夢か誠か、あやふやなストーリーは繊細な人形アニメーションとぴったりで
不思議で陰鬱な空気感を今でも思い出せるくらい、独特な世界観が素敵な作品でした。
ガイドブックによるとこの作品の完成は2018年。めっちゃ最近ですね。
上記の動画のキャプションには製作期間15年とあります。

エンドロールで一瞬メイキング映像が流れましたが、ものすごい細かそうな作業でした…!
関連動画っぽいものも見つけたので貼っておきます。

何にせよ、この作品を大ホールで観られてよかった。観てると本当に不思議な世界にこっちも迷う感じなんですよ。音楽も良かった。
しっかり見ていたはずなんですが、作品に飲まれて途中で意識を失っていたのかどうしても最後どうなったか思い出せない。なんということだ・・
なのでもう1度観てみたい作品です。

『リサ リモーネ アンド マロック オレンジ: ア ラピッド ラヴ ストーリー』/ エストニア

人形アニメーションつながり。この作品も心に残った。
ガイドブックには「3Dアニメーションオペラ」と紹介してあります。
途中から鑑賞したけど、身分の違うもの同士の恋愛がテーマが、レモンとオレンジっていうすごく分かりやすいモチーフで描かれていたのですんなり物語に入れました。
アニメーションオペラというだけあって、歌がとってもよかったよ〜
もう一回聞きたい。

ワークショップコーナー

アニメーションメイキングスペースは誰でも入場できて、スタッフの方からPC操作やコマ撮りの補助もしていただける素晴らしいスペースでした。
上映も気になるけど、ここで遊ぶのもすごく楽しいので、夏休みのこども向けにもピッタリ◎
私・友達・中学生くんでの合作でコマ撮りアニメーションを制作しました(^-^)

この日も全員での集合写真撮り忘れてしまった…ので、イラストとして皆さんには登場してもらいました(笑)
コマ撮りアニメの機材も揃っていて、誰かに何かしらアドバイスをもらいながら作れるっていう機会は貴重だよなぁとも感じました。とても楽しかったです。

コンペティションのこと

会場の様子

こちらは前大会の会場の様子

私はこれまでコンペティションは受賞作品の上映(最終日)位にしか参加したことがなかった気がします。
でも、毎回コンペティションだけは必ず見るぞ!!!って方も多いようだしそれだけ注目度の高いプログラムなんですよね。
また、投票もあるので映画祭の雰囲気はこのコンペティションが一番味わえると思います。

これまで見れなかったのは、体力・気力的に「もうだめだこれ以上観られない〜〜」となって帰っていたのも理由の一つです(笑)
しかし今回は最後まで一緒に鑑賞してくれる方もいたし、合間に誰かとお話したり、何回か参加していて身についた(気がする)休憩のタイミングも良かったのかコンペティションまで気力が持ちました。

やはり世界中から選出された最新のアニメーションなので、クオリティも高く、観客の人もとても楽しみにしている雰囲気が伝わってくるので濃い時間のプログラムでした。それにしても投票するってとっても難しい…。

交流していただいた海外のクリエイター


この日は、アニメーションフェスティバル前夜祭でネームカードをいただいたユリア・ルーディツカヤさん監督の作品(「And The Moon Stands Still」)も上映されていて、切り絵の絵本みたいな重厚な世界のアニメーションを観られたのも嬉しかった!

ユリア・ルーディツカヤさんのサイトも素敵なので、リンク貼らせていただきます。
http://www.yuliaruditskaya.com/

そしてこの日の帰り、マイケル デュドク ドゥ ヴィット監督とお話する機会があってサインをいただけましたよー!!ううう、嬉しい…!
時間の許す限りファンとも話してくれる、とても丁寧な方だと感じました。
私のカタコト英語でトークを聞いた感想を伝えられるか不安でしたが、ちょうど通訳できる方がいらしたので、補足してもらえて助かりました。

初めてイベントを主催してみて

ここまで読んでもらってありがとうございます!

アニフェスツアーを企画するにあたって、私自身はこの映画祭を楽しみにしているものの、果たして誰かツアーに参加してくれるのか最初は不安でいっぱいでした。
でも、最終的には両日ともに”およそ1日”という貴重な時間を一緒に周ってもらえて、それぞれに楽しかったという感想をいただけて、やってみてよかったですし、自分が思っていた以上に告知でブログを書いたりすることがお役に立てていたんだなとわかりました。
苦手なTwitterでの告知も含め、初めてのイベント主催は学びが多かったです。

私のやりたいことは、かっこよく言うと広島の魅力発信でもありますが
「こういう楽しいことや文化があるよ」っていうのを、出来ればアートやクリエイティブな方向で紹介したいという想いがあります。単純に自分が好きだから。
今回の広島国際アニメーションフェスティバルについては、そもそも存在を知らない・こんなにバラエティに飛んでいる映画祭だとは思ってなかった人も多かったので、そういう意味では目標は達成されたのかなと思います。

反省点

もちろん、反省点もあったにゃ・・・
  • Facebookでイベントを立てた方が結果的にわかりやすかったかも
  • 2日目はもう少し作品について話す機会や感想を言い合う時間があったらベターだった
  • 「見知らぬ人に参加してもらいたい」と思っていたけど、それにしては私を知る材料がブログ上には少なすぎた

今回来てくださった方は主に「Facebook経由」もしくは「交流の機会があり直接の呼びかけに応じてくれた方」でした。
といっても近しい人ばかりでは決してなく、もう何年もお会いしてなかったり、実際にお会いしたのは1,2度だったり。興味を持ってもらえたのは、普段からFacebookで私の活動を目にしてもらえていたからだと思います。

仮にブログで知ってもらった場合でも、どんな人か分かってもらう材料(ブログの数とかプロフィールページの充実)が少ないかも、と客観的な意見を友人に求める過程で気が付きました。
これからの改善していきます・・・!

参加した方からの感想

  • すごく気に入った作品があった!
  • 眠っていた創作意欲が刺激された!
  • 親子で楽しめるワークショップがとても楽しかった!
  • 難解なものもあったけど色んな国の映画が観られてとっても楽しかった!
  • おかげ様で、大好きな東欧アニメを久しぶりに観れたし、みなさんと感想や意見交換もできたり…楽しかったですよ。今後の企画にも期待大です!

広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会事務局の方からも、後日感想をいただけるとのこと・・・!

まとめ

7月に入った頃にこの企画をやろう!と決めてから、約1ヶ月半くらいで準備・開催となったこのアニフェスツアー。
アニフェスについてのコラムを3つ(これ入れたら4!)書くことになるとは想像していませんでしたが、今後「広島国際アニメーションフェスティバルってどんな感じだろう?」という人の何か興味のお役に立てれば本当に嬉しいです。

コマ撮りアニメ制作途中。わくわくしている瞬間!

自分が楽しみにしていることの魅力を伝えること。一緒に体験し、楽しみを共有しあうことで、私自身が感じていたワクワクが倍に増え「やってみてよかった!」という喜びにつながりました。

企画をしてみる段階から色々相談にのってもらったばしけんさん、また、この時期同時に企画していた「関西イラストレーター交流会」に関わるクリエイターの皆さんが、この活動を応援してくれたことにも感謝しております。
RCCラジオ「一文字弥太郎の週末ナチュラリスト」でもご紹介させていただき、感激いたしました。ありがとうございました。

私が毎回楽しみにしている広島国際アニメーションフェスティバルに今年はツアーとして一緒にまわってくれた方々、興味を持ってくれた方々、本当にどうもありがとうございました。

Category : 活動の記録

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